階段を下りると、黄色い陽だまりがまどろんだ 階段を下りると、ひとつのピアスが揺れていた 階段を下りると、ネオンテトラの背鰭があった 階段を下りると、おちゃめなつま先が笑っていた おれはひざをすりむいて 広がる点の憂いを夢見た 階段を下りると、そこにはおれだけがいなかった